はなこ、今日は何してる?

着物に関連した事柄や香道のことなど、日々の生活に少し楽しみを…

和紙と洋紙。





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火道具畳紙を作ってみると、和紙と洋紙の性質の違いに驚かされます。
和紙は水を吸っても、乾けばパリッと元通り。

洋紙はというと、濡れたら紙が波打ってそのまま戻らず悲しい状態になります。
薄い生地を和紙で裏打ちし、金の紙で畳紙を作ると困ることが一つ。

接着材の水分を吸って、金の洋紙が波打ちます。
それを少なくしようと薄く付けすぎると、今度はしっかりと付かずに浮きが出来る。

生地が薄ければ薄いほど、その浮きが目立つものだと試作をしていて思います。
この浮きは折ったり開いたりするたびに酷くなるので、質が悪いのです。

そこで、ここでも接着剤を使わずに熱で圧着させる方法を使ってみると、これがまた綺麗に付いてくれたのです。
何となく技術が否定されたようで寂しいような、綺麗に出来たのは嬉しいような…複雑な気持ちです。

手に入る金紙は、今の所洋紙しかありません。
もっと違った性質のものが手に入れば、また違う局面になるのかも…とは思いますが。

表地が薄ければ薄いほど、使い勝手は良くなるように思います。
それに伴って、表地と裏紙のバランスと言いますか、接着方法が難しくなります。

きっと、まだまだ知らない方法があるのでしょう。
スプレー糊というものもありますし、水分の少ない糊もあるのでしょう。

もう少し模索が必要なようです。
  1. 2017/08/15(火) 00:07:02|
  2. はなこの壷
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タイムスリップ。





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一番最初に書いた記録や短冊は貴重です。
七夕で書いた短冊も取っておくと、昔はこんな字を書いていたのだと驚くことがあります。

そして自分では忘れていても、突然「これがあなたの初めて書いた記録です」などと言われ、見せられた時には驚愕します。
正しく私が書きました、参りましたと思うのですが、他人ごとのようにしげしげと眺めたりもします。

こんな字だったんですね~などと言いながら。
確かに癖は今もあります。
けれども、力が入ってギクシャクした感じが痛々しい。

初めて縫った浴衣を見るような目で見てしまいます。
こんなに細かく縫って、なんと痛々しい…。

細かく縫う事が素晴らしい事だと思っていた時期もありました。
今では、部分によって縫目も違う力の抜けようです。

力の抜き方が解からない字は、とてもギクシャクとして痛々しいのです。
それが解かるのは、数年後の自分だけ。

字を見て吹き出しそうになりながらも、継続してやっていることでのんびりと進化している感じが好きなのです。
これは、長くやっている人だけが受け取れる贈り物なのでしょう。

2ヶ月前の字とは見違えるほど上手になった記録を見ると、最初の一枚を持っていることはとても貴重な事だと改めて思うこの頃です。
  1. 2017/08/12(土) 00:46:19|
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手業。





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志野袋の紐結びには色々な形があって、三ツ輪、三ツ長緒といった定型のものにも色々な結び方がありました。

違ったように見えて、実は形は一緒…ということがよくあります。
自分が習った手業とは少し違うのだけれど、よくよく考えてみると最終形は一緒。

ゆっくり紐の形の変化を見てみると、一緒だと気付くと鳥肌が立ったりするのです。
より結びやすいように、より綺麗に出来るように、より美しく見えるように、あるいは結び方を解からなくするために?

人の形を見ながら覚え、手にも目にも覚えさせ、自分のものにしていく過程…それは長い時間が掛かります。
少し触らないと、あっという間に忘れてしまいます。

少しづつ少しづつ身体に覚えさせ、いつしか自然と出来るようになった後、より綺麗に見えるように自分で研究するのです。
どこを引いたらどこが締まって、形を作るのも素早く綺麗に、格好良くシュッと。

昔、先生に言われました。
シュッと結ぶの。

経験に勝るものはありません。
魔法のように動く手を、不思議な気持ちで眺めていた頃を思い出します。

今日もまた、魔法使いになるべく皆で練習致しましょう。
  1. 2017/08/09(水) 23:11:09|
  2. はなこの壷
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上座と下座。





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上座と下座。
上座=身分の高い人が座るところ。対義語は下座(しもざ)。
お香では「しもざ」よりも「げざ」と読むことが多いと思いますが。

日本的な考え方ばかりではないようです。
西洋にも上座と下座はありました。

日本家屋における上座とは、
・床の間に最も近い場所。
・床の間がない部屋の場合には、入り口から最も遠い席…と、wikipwdeaに書いてあります。

乗り物にもございました。
飛行機の場合だそうで、1)窓側の席 2)通路側の席 3)(あれば)真中の席。

はなこは通路側の席がお決まりです。
列車でも窓側が上座のようです。

少し面白かったのは、洋室の上座と下座です。
ソファが置いてある場合、ソファが上座なのだとか。

何故上座と下座が大事かと言いますと、座る時引き足という動作があるのですが、上座を引いて座ります。
そして出る時には下座から出るということなので、常に上座と下座を頭に入れておく必要があるからです。

座る場所により上座と下座が変わってしまうことで、慣れない内は機械のようにギクシャクしてしまうのです。
馴れてしまえばすっと身体は動くのですが、慣れるまでが大変です。

実は一番大変なのは、この歩き方なのかもしれません。

  1. 2017/07/31(月) 19:09:51|
  2. 香道
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夏の帯板。





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夏本番になりました。
北海道は若干の小休止…クーラーがまだ完全に普及していない状態では、有難い限りです。

暑い時にも着物を着なくてはならない場合、せめてもの気休めに織り目の荒い羅の帯を締めてみたり。
羅の帯でなくとも夏帯は透け感があって薄いのです。

帯板は何処に入れるのか…これが案外難しいと思いました。
通常は胴に二巻した所に入れるのですが、それでは帯板が透けて見えてしまうので一枚目に入れると着付教室では習いました。

が、しかし。
これが案外難しい。

夏物ながら、帯芯の入ったものはいつものように入れたり、それ以外は悪戦苦闘して入れる時期が少し続いたその後に。
帯を締める前に胴に巻き付けるタイプが登場しました。

片付けをしていた際に偶然発見したのです。
これがまた、夏の間だけ大活躍しています。

板の幅は狭いのですが、その狭さがまた良い感じなのです。
上線に合わせてはなこは使います。

下は帯板が若干少ない計算です。
帯板の両端にゴムのバンドが付いて長さを調整できるようになっています。

前で止めてくるっと後ろに回し、帯板の装着が完了。
帯枕や仮紐の始末は帯板の中に仕舞うと表に響きません。

帯の上線が少し膨らんで、自然と下線が身体に付くようになります。
若干浮いてはいるのですが、目立たず窮屈でもなく風も入る…それは気のせいですが。

もう少し贅沢を言えば、帯板自体がもう少し薄手(但し、強度はあり)になればなお嬉しい…。
あと少しの間、この帯板にお世話になります。
  1. 2017/07/31(月) 14:06:40|
  2. 着物
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